私はだまされないと思っていませんか?

私はだまされないと思っていませんか?

令和7年5月26日、警察官に来ていただき、主に兵庫県で起きている特殊詐欺の実例と対策をお話していただきました。ご参加いただいたお客様は2名です。

まず、来てくださった当社のお客様が実体験を話してくださいました。
コロナ禍でマスクをパソコンで探していた。ある画面を開くと、パソコンが突然鳴り出した。画面に、お困りの方はこちらにお電話くださいと書いてあり、お客様はそこに電話をかけた。電話に出た相手は凄く親切に対応し、お金を動かして元に戻すなどと言われ、お客様は指示に従った。その際に150万円が抜かれていた。
その後行った病院で看護師さんにその話をした。詐欺を疑った看護師さんのアドバイスで、お客様はすぐに警察に行った。幸い、だまし取られた150万円は戻ってきた。

警察の方がこの話を聞いて、サポート詐欺だと説明しました。老若男女問わず被害者がいる、誰もがよく見るサイトに仕掛けてあるということです。

若い人が遭いやすい詐欺に、警察官を語る、というものがあります。
あなたに容疑がかかっていますなどと電話で言われ、すぐ北海道に来い、沖縄に来い、来られないならラインで取り調べをする、お金の動きを確認するなどと言ってお金をだまし取ります。
本物の警察官は容疑がかかっている相手に、事前に電話などしません。
SNS、ライン、メールも情報が洩れる可能性があり使わない。
本物の警察官なら、所属している警察署、部署、名前は名乗ります。
一度電話を切って自分でその警察署の番号を調べ、その人物に繋がるかどうかで本物か偽物かを確認する方法もあります。
その他にもロマンス詐欺というものがあります。
マッチングアプリで知り合った相手に、借金の返済で困っているなどと言われ、被害に遭うケースがあります。金額が数千万単位のものもあり、被害者が、恥ずかしさなどで被害を言いにくい、という特徴もあります。

神戸市東灘区の詐欺被害は、兵庫県の中でも非常に多いです。
東灘区の人は優しい、お金持ちも多いという特徴があり、狙いやすいのではないか、と考えられています。

個人の情報がどこから漏れているのか、というものの一つに、タウンページがあります。タウンページ。懐かしいですね。
今では考えられませんが、昔のタウンページには個人の名前、電話番号、住所が載っていました。そこから詐欺グループが情報を手に入れている可能性があります。
他にも、どこかで登録した会員カードなどで漏れていることが考えられます。
今の時代、個人情報を完全に守ることは不可能、漏れていると考えて行動しなくてはいけない、大変な時代になりました。

ちなみに、詐欺と思われる電話があった場合、無言で切るのが一番いいのではないかということです。必ずしも安全とは言いきれないが、詐欺集団はターゲットが大量に載ったリストを持っており、詐欺に引っかかる相手を次から次へと探していると考えられます。反応がなければ次に行くことが可能性としては高いです。

特殊詐欺の対策として、〝固定電話スリーガード作戦〟というものがあります。
+から始まる番号は国際電話、海外からかけている電話で、詐欺の可能性が高いです。
この番号の発着信を止めることが無償でできます。
その他にも、発信者の番号を表示する、自動録音機能を活用する、というのも有効です。
また、知らない番号の電話には出ない、留守電を聞いて、安全だと感じたらかけ直す、という方法を警察官が教えてくれました。

これだけ詐欺が身近になり、誰もが被害に遭わないように行動しています。なぜ被害が減らないのでしょうか。
その理由の一つに、詐欺の内容がどんどん巧妙化している、というのがあります。
パソコンに仕掛けをする、警察官を語るといった詐欺は、昔はほとんどなかったそうことです。
また、被害者に、〝当事者意識がない〟というのも理由の一つです。被害に遭ってからでないと自分は無関係だと思ってしまう、私たちも気をつけなければいけませんね。

最後にいい話を一つ。
銀行に警察官が張り付いて、被害に遭う人を止める。振り込みをしている高齢者を心配に思い、周囲にいる一般人が声をかける。兵庫県ではそういった行動で、全国でもトップで特殊詐欺の被害を食い止めています。
知らない人からの助け、なんだか暖かい気持ちになります。
私たちも協力して、詐欺師たちに儲けさせないようにしませんか。まっとうに働くのが一番、そう教えてあげましょう。